腸内環境は変わらない!?

赤ちゃんが立って歩き出す前に全て決まる

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人の腸内の環境は実は生後10ヶ月頃にはある程度決まってしまいます。そして、その後一生変わることがありません。また個人個人の腸内細菌叢(腸内フローラ)は指紋のように千差万別で、全く同じ腸内細菌叢を持つ他人はいないと言われています。
じゃあ腸の為にヨーグルトを食べていることには意味がないのか?
実を言うと、ヨーグルトに入っている菌はほとんどの場合腸に住み着かないことが分かっています。ヨーグルトを毎日食べ続けているうちは便から菌が検出されますが、食べるのをやめれば数日で検出されなくなる。つまり、菌は定住しないのです。しかし、ヨーグルトなどの発酵食品を摂取することには菌が腸内に定住しなくとも、とても大切な意味があります。

 

最近話題のワード『プロバイオティクス』

最近「プロバイオティクス」という言葉をTVや雑誌でもよく目や耳にするようになりました。

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プロバイオティクスとは、腸の善玉菌を増加させて腸内環境を良くする微生物や菌、またはそれらを含む食品のことをさします。プロバイオティクスの代表が乳酸菌
ヨーグルトなどに入っている動物由来のものを動物性乳酸菌。漬物、キムチ、味噌などに含まれているものを植物性乳酸菌といいます。
動物性乳酸菌の多くは胃や腸の中で死滅してしまい大腸まで届きにくいのに対し、植物性乳酸菌は酸やアルカリ、温度変化に強い特徴がある為、胃や腸で死滅することなく生きたまま大腸に届きやすいです。(最近では「生きたまま腸に届く高生存ビフィズス菌」というキャッチコピーの商品も増えてきましたが)生きたまま大腸に届いた植物性乳酸菌は、乳酸を放出して腸内環境を弱酸性にし、善玉菌を増加させてくれます。

腸の話をするとなかり膨大な量の情報量になるので、今後も何回かに分けて話を進めないと混乱してしまいます。僕自身も膨大な量の情報を整理するのにかなり時間がかかりました。これからも多くの新しい情報が出てくると思われるので、そちらにもアンテナを張り敏感になっていないといけませんし、それが正しい情報なのか誤っているのかもしっかり吟味する必要があります。

現在シリーズ動脈硬化でお話させていただいていましたが一度ここで終了とします。次回からも健康や食についての情報を分かりやすく発信していきますので、よろしくお願いします(^ ^)

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