AGEで最も影響を受けるのは・・・
AGEの影響を最も受けやすいのは、体内のコラーゲンです。糖化が進むとコラーゲン本来の弾力性が失われて張力もダウンします。身体中に張り巡らされている血管にもコラーゲンはとても重要です。血管にコラーゲンが十分にあると、しなやかで柔軟性のある血管を維持することができます。
ところが、AGEによってコラーゲンが破壊されれば血管は脆くなり、血栓ができる可能性も高くなります。もちろん血圧にも影響してきます。血管内壁にAGEが溜まれば動脈硬化を引き起こし、最悪の場合脳梗塞や心筋梗塞を招きかねません。
これは余談ですが、コラーゲンといえばほとんどの人が『肌』を思い浮かべると思います。その人の第一印象を左右する『肌』。周知のように肌のハリや弾力を保っているのはコラーゲンなので、このコラーゲンが糖化すれば肌はカサカサに乾燥してシワも増えます。皮膚もたるみがちなり、実年齢よりも”老け顔”に見られやすくなります。南デンマーク大学が〈見た目が老けている人は、実際の寿命も短い〉といった研究成果も発表しているそうです。
見た目が老けている=糖化が進んでいる=寿命が短い
ということが分かると思います。酸化編でも触れましたがタバコも肌への大敵ですので、ヘビースモーカーの方は見た目以上に老けている方が多いですね。
次回のブログではAGEを除去する方法をお話したいと思います。