「百害あって一利なし」の代表

止められないタバコ

「百害あって一利なし」代表選手のタバコ。
どんなに説得されても止められないタバコ(僕は一度も吸ったことがないので全く理解できませんが)
タバコが身体に与える悪影響はこれまでも様々なところで説明され尽くし、あえてここで詳しくお話しする必要はないかと思いましたが【シリーズ動脈硬化】〜酸化編〜でタバコを外すわけにはいきませんので少しだけ触れておきます。

 

タバコによる「百害」とは

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タバコを吸うと数百種類の有害な化学物質が血中を流れ、血管内皮を傷つけます。
そしてその傷口にコレステロールの酸化反応が起きカサブタとなり動脈硬化が起こります。これが進行すると血管内が狭くなり、最悪の場合梗塞(血管が詰まる)を起こして、その先の組織が壊死を起こします。そうならない様に身体は白血球から「エラスターゼ」という分解酵素を放出しカサブタを溶かそうとします。

実はこのエラスターゼは皮膚の3大若返り物質でもある『コラーゲン』『ヒアルロン酸』『※エラスチン』のうち、エラスチンを溶かす物質でもあります。美容に詳しい女性ならよく耳にすると思いますが、このエラスチンはコラーゲンの繊維を支える弾力性のあるタンパク質で肌にシワができないように柔軟性を与えているものです。
つまり、喫煙によって生じた動脈硬化で詰まりそうな血管を治癒させるためにエラスターゼががたくさん分泌されると肌はどんどん老化し、張りや透明感が失われ、くすんで小じわが増えることになります。

エラスチンが失われるのは肌だけではなく、肌以上に弾力性を必要としているにも影響を与えます。肺の弾力性が失われてしまうと、肺が広がりっぱなしになってしまい「肺気腫」と呼ばれる病気になります。
肺気腫はなってしまうと一生治ることはなく、常に酸素吸入器が必要な状態となり呼吸困難な状態が死ぬまで続きます。タバコは健康にも美容にも最も避けたい生活習慣の1つなのは間違いありませんね。

『酸化』についてもまだまだ発信したい情報は山のようにありますが、次回からは
いよいよ皆さんが1番興味のある「糖質」についてお話して行きたいと思います!

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