動脈硬化はこうして起こる〜糖化編〜続き

AGEは身近なとこにも!

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病気の原因『AGE』はタンパク質と糖質がドッキングしてできる終末糖化産物だということは前回のブログでお話しました。 実はAGEは体内だけで発生しているわけではないんです。AGEはタンパク質と糖質を同時加熱することによって大量に増えるといった特徴があります。それを

メイラード反応

と言います。

パンケーキなどを焼いた時にこんがり付く、キツネ色の美味しそうな焼き色がこれです。この褐色部分にこそ大量にAGEが発生しています。しかし、AGEは調理法でコントロールできます。AGEは、焼く・炒める・揚げると言った170〜240℃の高温調理で急激に増えますが、100℃以下の茹でる・煮る・蒸すの調理であれば発生を抑えることができると言われています(電子レンジもOK)

 

AGEは血液検査で知ることができる! 

病院で働いている医師や看護師なら馴染みのある血液検査の項目

『HbA1c』 (ヘモグロビン エーワンシー)

これは糖尿病あるいは糖尿病疑いの方に対してよく検査されます。HbA1cとは、過去1〜2ヶ月前の血糖値を反映するため、当日の食事や運動などの影響を受けないので、糖尿病に対して重要な検査項目とされています。
実は意外と知られていないのですが、HbA1cはAGEの前段階物質なんです。そのため「HbA1cが高ければ糖尿病のリスクが高い」という単純なことではなく

「HbA1cが高いということは、全身の糖化が進んでいる」

ということが言えます。

糖尿病は諸悪の根源だと言われていますが、正確には糖化は諸悪の根源」ということを覚えておいて下さい。

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