積極的に摂るべき栄養素
AGEは一旦体内に取り込まれると代謝されにくく、蓄積されやすいという特徴がありました。しかし、なんとハーバード大学の研究によるとビタミンB1とビタミンB6を積極的に摂ることでAGEが低下することが実証されています。
ビタミンB1
糖質と脂質の代謝を助けます。
主に豚、大豆、きな粉、うなぎ、ゴマ、玄米などに含まれています。
ビタミンB6
タンパク質の代謝を助けます。
主に牛肉、鶏肉、カツオ、マグロ、ニンニク、さつまいも、落花生などに含まれています。
簡単に説明するとこんな感じです。普段の食事でも割と意識すれば摂れるものばかりですね。是非意識してこれらの食品を積極的に摂りましょう。
絶対的エース『ポリフェノール』
抗酸化物質の代表格である『ポリフェノール』にもAGE生成抑制作用があることが分かっています。ポリフェノールは植物の光合成によって生成される色素や苦味、アクなどの成分でほとんどの植物に含まれています。代表的なポリフェノールを紹介します。
アントシアニン(ブルーベリー、紫芋)
カテキン(緑茶)
イソフラボン(大豆)
リグナン(ごま)
クルクミン(ウコン)
クエルセチン(玉ねぎ)
キウイポリフェノール(キウイ)
β-クリプトキサンチン、ヘスペリジン(温州みかん)
以上が有名なポリフェノールです。ポリフェノールってこういった様々な成分の総称だということを初めて知った方も多いのではないでしょうか。こうして改めて見ると、意外とこちらもビタミン同様に身近な食材にポリフェノールが含まれていますよね。
ただ残念ながらポリフェノールは一度に大量に摂取しても持続的な効果は望めない為、毎日少しずつコンスタントに摂取する必要があります。野菜や果物を毎日積極的に摂取しましょうと言われる背景には、こうした健康効果があるからなんですよね。
普段からファストフードや偏った食事ばかりの人のカラダは、知らない間にどんどん酸化&糖化が進んでしまっています。このブログが少しでも食事内容を見直すきっかけになればと思います。
次回からシリーズ動脈硬化の3つ目のテーマ「腸内環境」についてお話していきたいと思います。